浴室の換気についてのご提案

前回、浴室使用後のカビの活動時間を短くする方法として、水の残量を減らす方法をご提案しました。これに湿気をどんどん外に運び出す換気ができれば、さらにカビの活動可能時間帯を短くできるでしょう。

水の残量を少なくする。

残った水分をできるだけ早く換気で外に出す。

今回はこの換気についてのご提案です。

現在の浴室は、扉下側の吸気口と天井の換気扇による第三種換気が多くなっていますが、一戸建てでは扉と窓による換気もよくお見かけします。

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換気は単純な方法なので、ほとんどの場合疑問を持たれないようですが、黒カビが目立つようでしたら、次の事例の状態がないかどうか、一度チェックしてみてください。

① 吸気口が下にある扉を開けたまま換気扇を回している。

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水分の多い床面付近を移動する空気が少く、湿気の運び出しに時間がかかります。

② 扉下側の吸気口の内・外両側が鎧戸になっていて中の汚れが見えないので、掃除したことがない。

埃が詰まっていて空気が通過できなくなっているのに気付かない場合、掃除するとカビで黒くなった綿埃が出てくる事があります。この場合、床面を通過する空気量が少なく、換気扇の効果は小さくなっています。

③ 扉の吸気口と換気扇を使っているが、窓も開けている。

窓から入った空気が下に届かず、換気扇に直行し、喚起効果が小さくなります。

④ スイッチを入れると回転音が聞こえるが、カバーを外すと汚れが見える。換気扇の定期点検・清掃をしていない。

回転音が聞こえていても、羽根に汚れが付き、運ぶべき空気量が減少しています。②に近い状態になります。(TOPページの事例をご覧ください。)

⑤ 扉の下側に吸気口がないのに、閉じたまま、窓だけを開けている。

開いた窓の空間で出入りする空気が触れ合うので運び出しに時間がかかります。

いかがでしょうか、よくある事例をご紹介しましたが、浴室の場合、残り湯の使用や洗濯物の乾燥に使ったりすると湿度が上がります。また、湿度の高い梅雨期は換気の効果が低くなります。これらについての事例は日を改めてご紹介します。 以上

 

 

 

 

浴室のカビの活躍時間を短くする方法

カビが活発に活動する季節になってきました。カビの除去に日々お悩みの方も多いと思います。特に毎日使用する浴室は短時間に増殖するカビへの対策は非常に難しいですね。カビが元気になる基本的な条件を調べてみると下記のような値が出てきました。

カビが発生し易い温度  20℃~30℃ 25℃前後で活発に発生するそうです。

しかし、36℃以上では発生がほとんど止まるそうです。

相対湿度が80%ぐらいから活発に発生し、65%以下では発生しにくいようです。

お風呂は使用後換気をしていても、上記のようなカビが活発に活動する時間帯ができます。この時間が長いとカビがたくさん発生します。できれば瞬時に通り過ぎたいですね。

使用後に残った熱と水がこの条件を作り出しますが、仮に水を瞬時に、完全に除去できれば、カビの活躍できる相対湿度が下がり、この時間帯はなくなるでしょう。瞬時は無理としても、水が少なければ少ないほど、この時間帯が短くなるはずです。

では浴室使用後(清掃後も含めて)、水はどこに残っているのでしょうか 。また、簡単に、短時間に取り除けるのでしょうか。

天井、壁面、床、浴槽(内側、外側)、浴槽のフタ、鏡、棚、扉・窓の周辺、腰掛、水栓金具・シャワーヘッド・ホース、洗面器、洗剤・化粧品の容器、清掃用品

これを見ると不可能にしか見えませんが、水を全部取るのではなく、残量を激減させることです。残量の多い箇所を探しましょう。そして次の方法をお試しください。

① 作業時間は 5分ぐらいを目標にしましょう。

② 道具は 平面はガラスの清掃に使うスクイジー、曲面や凹凸部は吸水クロスで水を排水口に流します。

③ 洗剤・化粧品等は使用時に持ち込み、使用後は元の場所に戻しましょう。腰掛や浴槽のフタは天日乾しをしましょう。

④ 浴槽のフタは折り畳み式や巻取り式ではなく、平板式をお勧めします。

水回りの汚れは、残っている水に汚れが含まれていて、水が蒸発すると汚れだけが残ります。水を残さないようにすると汚れも減少します。鏡の鱗状の汚れも、洗浄後水が残っていると発生します。スクイジーで水を上から下に落とすだけで発生しにくくなります。

①~④の作業はカビだけではなく、浴室内の水に含まれていた汚れを運び出すので、累積する汚れが少なくなります。お試しください。

浴室の換気については次回のご提案とさせていただきます。